仙台市地下鉄南北線では、新型車両の運転訓練が行われています。4日に訓練の様子が公開されました。

 地下鉄南北線では秋から新型車両3000系の営業運転が始まる予定で、7月から運転士約50人が交代で運転訓練を行っています。

 4日に公開された訓練では、富沢車両基地から泉中央駅までの区間を往復で走行しました。

 普段は自動運転ですが、訓練では故障や事故を想定し手動でのブレーキや加速の操作などを確認しました。

 新型車両は、シルバーの車体に杜の都を象徴するグリーンがラインカラーになっています。

 中津川夏帆記者「新型車両では、全ての車両に車いすやベビーカーでも利用しやすいスペースが設置されています」

 車内には2021年に東京の京王線で乗客が切り付けられるなどした事件を受け、仙台市地下鉄では初めて防犯カメラも設置されました。

 座席は定禅寺通のケヤキ並木をイメージしたデザインで、二重の窓が車内の温度を保ちます。

 仙台市交通局堀籠悠汰運転士「南北線沿線だったら現行(車両)の思い出がありますが、新しい3000系でもご利用いただくお客様も良い思い出を作っていただけたらと思います」

 地下鉄南北線は秋から順次、新型車両に切り変わり7年かけて全22編成が導入される予定です。