宮城県が導入を目指す宿泊税について、12日夜に村井知事も出席して県民説明会が開催されました。

 村井知事は宿泊税の狙いについて、インバウンド客を呼び込むために観光振興の財源が必要だと説明し、導入への理解を訴えました。

 出席者からは「慎重に進めるべき」「なぜそこまで急ぐのか」「対立と分断を生む」などと反対の声が相次ぐ一方で「むしろ導入が遅すぎる」といった賛成意見もありました。 質問者は途切れず、説明会は予定を1時間ほど延長して午後9時ごろまで続けられました。

 村井知事「厳しいご意見もありましたが、3分の1ぐらいは前向きに受け止めるというご意見もあったように思います。この後、議会にお諮りすることになるので、ご理解いただけるよう最大限努力していきたい」

 宮城県は、宿泊税の条例案を18日開会の県議会9月定例会に提出する予定です。