およそ半世紀ぶりに食用として捕獲されたナガスクジラの展示商談会が、東京・豊洲市場で開かれました。

 ナガスクジラは体長およそ20メートル、平均体重は50トンから60トンで、現在、捕獲可能な鯨のなかで最も大型です。

 1頭からおよそ20トンの肉がとれるといわれています。

 日本捕鯨協会によりますと、1900年代に入ってからの乱獲で生息数が大幅に減り、1976年以降、商業捕鯨が中止されていましたが、生息数の回復を受けて今年7月、水産庁により年間60頭までの捕獲が許可されたということです。

 今回水揚げされたのは北海道・東北沖のEEZ=排他的経済水域内で捕獲された4頭で、今後、全国に流通するということです。