女川原発2号機で、原子炉建屋内の非常用の設備が計画外に作動するトラブルがありました。外部への放射能の影響は確認されていません。
東北電力によりますと13日午前10時45分ごろ、女川原発2号機で定期検査に向けた準備作業を行っていた際に、非常用ガス処理系と呼ばれる設備が計画外に作動しました。
この設備は原子炉建屋内に放射性物質が漏れる事故が起きた際に自動的に起動して、外部に放射性物質が放出されないようにする設備ですが、誤って信号が発信され起動したとみられています。
モニタリングポストの値に変化は無く、外部への影響は無いということです。
東北電力は、原因について「調査中」としていています。
東北電力原子力部渡邉宣城副部長「このような事象を発生したことについてご心配をおかけしておりますこと、おわび申し上げます」
東北電力は、11月ごろを目指す再稼働についてはスケジュールの変更は無いとしています。