仙台市選挙管理委員会は19日、衆院選の期日前投票で投票用紙の二重交付があったと発表しました。

 青葉区選挙管理委員会事務局によりますと、19日午前、宮城総合支所の投票所で投票中の有権者から「投票所入場券を誤って小選挙区の投票箱に入れてしまい、比例代表と国民審査の投票が行えない」との申告があったため、担当職員が比例代表と国民審査の投票用紙を交付しました。

  しかし1時間ほど後に行った定時の確認作業で、比例代表と国民審査の投票用紙が入場者数よりそれぞれ1枚多く交付されていることが分かりました。

 また、投票箱に入れたと申告のあった入場券は回収済みの入場券から見つかり、その入場券には、小選挙区に加え比例代表と国民審査の投票用紙を交付したことを示すチェックが入っていたということです。

 衆院選では、先に小選挙区の投票用紙を交付し、投票した後に比例代表と国民審査の投票用紙を交付、その都度入場券に交付済みのチェックを入れるという流れになっているということです。

 事務局では、申告のあった際に入場券が回収済みか確認を怠ったことが原因として、職員らに対し適正に手続きを執行するよう周知徹底するとしています。

 なお、投票は有効として扱われるということです。