仙台市の青葉山エリアで、自動運転による電気自動車=EVバスの運行実験が始まりました。
実際に乗客を乗せ、地下鉄東西線の国際センター駅から仙臺緑彩館を経由して仙台城跡に向かう約2.4キロを往復します。
実験は20日から始まり、21日は宮城県内外から実験や観光を目当てに訪れた人などが乗車しました。
今回のレベル2の実験では、非常時に備えて運転手やオペレーターが乗車しますが、ブレーキやハンドル操作は基本的に自動で行われています。
モニターに表示された道路が緑から赤に変わると、歩行者などの障害物を検知した合図です。
バスにはカメラやセンサーなど計32個が取り付けられていて、約100メートル先の障害物を認識することができます。
利用者「福島県から来ました。何か近くの木とかまでも反応してたからすごいなと思った」「思っていた以上に滑らかに運転して、坂もパワフルに運転していたので、とても乗りやすかったです」
バスの利用者にはアンケートが実施され、仙台市は2025年度以降に無人での運転が可能となるレベル4での運行実験を行うことにしています。
実験は27日までで、EVバスは1日6便運行され、無料で乗車することができます。