宮城県が進める仙台医療圏の4病院の再編について、県は富谷市への移転を目指していた県立精神医療センターを名取市で建て替える方針を固めました。
県は、名取市の県立精神医療センターについて仙台市青葉区の東北労災病院と合築して富谷市に移転させる構想でした。
一方で患者や専門家を中心に反発は根強く、11月13日に開催された宮城県の精神保健福祉審議会は、名取市での建て替えが妥当だとする決議をしていました。
県は、東北労災病院の富谷市への移転に時間を要する見通しであることから、施設の老朽化や患者らの意見を踏まえ名取市で建て替える方針を固めたということです。