仙台塩釜港で船舶の安全な航路を示す海に浮く目印、灯浮標が交換されることになりその様子が公開されました。

 新田智紀記者「仙台塩釜港の沖合約2キロの場所で、船が安全を航行する際に目印となるブイの交換作業が行われています」

 5年ぶりに交換されたのは、第二管区海上保安本部が管理し仙台塩釜港に設置されている仙台第四号灯浮標です。

 午前9時半から行われた交換作業では、まず重さ8トンの鉄製のブイがクレーンで台船の上に引き揚げられました。

 これまで使われたブイには、海藻や貝がびっしりと張り付いていました。その後、塗装し直されLEDの明かりが取り付けられた新しいブイが海に浮かべられました。

 海保によりますと船が港に入る時は「右端が赤色、左端が緑色で区切られたブイの内側を航行する」という国際ルールがあり、東北の海上物流の拠点である仙台塩釜港でも安全航行に欠かせない設備の1つです。

 第二管区海上保安本部整備課井上昭義課長「航行する船舶の安全を見守って、東北の海の物流を海から支えていきたいと思います」