宮城県南三陸町歌津の寄木地区で、小正月の行事ささよが行われました。
寄木ささよは海の豊漁と家庭での無病息災を祈願する小正月の伝統行事で、250年以上の歴史があると言われています。
ささよに参加できるのは小中学生の男の子だけで、小学2年生から中学3年生の5人が福来旗と呼ばれる大漁旗を背負い、各世帯で大漁祈願の歌を披露しました。
住民から受け取ったお菓子などのご祝儀は、船頭が取れた魚を船員に分配することに習い大将と呼ばれる年長の子どもが全員に分けるしきたりです。
地区住民「子どもたち元気いっぱいですごく頼もしくて、良い年になりそうだなと感じました」
畠山佳士さん「豊作を願って一軒一軒大切に歌っています。お父さんとか地域の方々が守ってきたものを守り通せたらなと思って」
5人は午後8時ごろにかけて、寄木地区の43軒の家を回る予定です。