宮城県多賀城市の東北学院大学キャンパスの跡地に、多賀城市がスポーツ施設を建設する方針を固めました。新たな交流拠点として、2028年度以降の利用開始を見込んでいます。

 多賀城市がスポーツ施設の候補地としているのは、東北学院大学多賀城キャンパスの跡地です。

 広さ11.5ヘクタールのうち北東部の約1.5ヘクタールを活用して、体育館やプールなどを建設する計画です。

 現在多賀城市には別々の場所に公設の体育館とプールがありますが、共に築40年以上で老朽化が進み更に体育館は津波浸水想定区域にあるため、移転集約を検討していました。

 建設予定地はJR多賀城駅や市役所にほど近く利便性が高い場所で、周辺は跡地を購入した大手ハウスメーカーが住宅や商業施設を整備する計画です。

 多賀城市では新年度予算に調査費を計上する方針です。

 4月には市役所内に準備室を設け、2028年度以降の利用開始を目指します。