環境への配慮とお得に買い物、両方を同時に実現しようという宮城県の新たな取り組みです。スマホのアプリで、廃棄されるかもしない食品をお得に購入できるクーポンを発行します。
宮城県が15日から始めたフードロスクーポンの実証実験では、利用にはデジタル身分証アプリのポケットサインが必要です。
ウジエスーパーなど参加する19店舗は賞味期限が迫るなどして廃棄される可能性がある食品が出た場合、アプリの利用者に対し割引クーポンを発行します。利用者は店舗でクーポンを提示すればお得に購入できます。
県では、店舗側もクーポンの利用情報から惣菜の製造量を見直すなど、フードロスの削減に役立てることができると見込んでいます。
実証実験は石巻市や登米市など7つの市と町で先行してスタートしていて、4月からは宮城県全域で実施される予定です。