19日に始まるガザ地区の停戦と人質解放について、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマス側が解放する人質のリストを提出していないと述べ、取引中止を示唆しました。
ネタニヤフ首相は18日、「解放される人質のリストを受け取るまで計画を進めるつもりはない」と声明を出しました。
また、アメリカのトランプ次期大統領がイスラエルに対する武器供与の制限を撤廃したことにも触れ、ガザ地区での戦闘が再開されれば、「強力に攻撃する」と強調しました。
中東メディアによりますと、ハマス側は、イスラエルが解放するパレスチナ人を安全な場所に移送した後で、人質リストを提出する、と交渉の仲介者に通告したということです。
ガザ地区での戦闘を巡っては、19日から6週間の停戦が実施され、ハマスに捕らえられていた人質33人の解放や、イスラエルが収監しているパレスチナ人およそ1900人の釈放が始まる予定です。