アメリカに不法滞在しているインド人を巡り、ルビオ新国務長官とインドのジャイシャンカル外相が協議を行ったと国務省が明らかにしました。

 トランプ大統領は就任直後に不法移民対策について大統領令に署名し、不法移民の追放も進める姿勢を示しています。

 21日、ワシントンでルビオ新国務長官とインドのジャイシャンカル外相がインド人の不法移民について協議を行いました。

 アメリカ国内には約72万人のインド人不法移民が滞在していると言われていますが、両国はこのうち1万8000人以上を特定しています。

 インド側は身元を確認するとともに本国への帰還準備を進めていくことを明らかにしたということです。

 ブルームバーグは、こうしたインド側のトランプ新政権への力の背景にはアメリカとインドの貿易戦争を回避する狙いがあると報じています。