視覚障がい者を目的地に誘導する自立型ロボット「AIスーツケース」の進化版が大阪・関西万博での実証実験を前に公開されました。

 去年4月から日本科学未来館で導入されているAIスーツケースは、今年4月から開催される万博での実証実験に向けて進行方向の提示やAI(人工知能)音声による状況説明など新たな機能を搭載しました。

日本科学未来館 浅川智恵子館長 「すべての世代の方が1人で移動できる、楽しみながら移動できる、そんなふうに広がっていけばいいな」

 全盲の科学者である浅川館長は、実社会で活用するには「人々のAIへの理解が必要だ」と説明しました。

 将来的には信号機などのインフラと連動した実用化を目指しているということです。