フジ・メディア・ホールディングスの株式を保有するイギリスの投資ファンドがフジテレビの会見を受けてANNの取材に応じ、「日枝氏は自身の役割について考えるべき」と述べました。

英投資ファンド ゼナー・アセットマネジメント デイビッド・ミッチンソン氏 「日枝氏は少なくとも社内で非常に強い存在感を発揮しているし、何十年もそうしてきました。日枝氏はフジ・メディアにおける、これからの役割について考えるべきだと思います」

 フジ・メディア・ホールディングスの株式およそ1%保有するイギリスの投資ファンド「ゼナー・アセットマネジメント」は27日、フジテレビの会見を受けて、フジテレビの役員を40年以上務めている日枝取締役相談役を念頭に、取締役の在任期間や取締役会の規模などを見直す必要があると指摘しました。

英投資ファンド ゼナー・アセットマネジメント デイビッド・ミッチンソン氏 「フジ・メディアにおける日枝氏の影響力は不釣り合いであり、これを精査し、見直す必要があると感じざるを得ません」

 ゼナー・アセットマネジメントは、港社長と嘉納会長が辞任し、責任を取ったことを評価しました。

 そのうえで「フジにおける変化の始まりであり、変化の終わりではない」と述べ、フジテレビのガバナンス構造の改革なども求めています。