災害の怖さや備えの大切さを楽しみながら学んでもらおうと、宮城県大衡村の小学校で防災学習が行われました。児童たちは、避難所には欠かせない段ボールベッドの組み立てにも挑戦しました。
大衡村と東北地方整備局が合同で行った防災学習に参加した5年生約60人は、大衡村各地の道路や水田が冠水した2019年の台風19号の被害や、小学校付近の災害リスクを示したハザードマップなどを通じて、普段から災害に備える大切さを学びました。
地震が発生したときの対応などに関するクイズにも挑戦しました。
大衡村和泉雅樹危機対策係長「地震だ!すぐ外に出た方が良い。〇か×かどっちでしょう?正解いきます。これは×。すぐ外に出ると色々な物が落ちてくることがあります。ある程度揺れが収まるのを待っていただければ」
児童「台風とか雨でこんなにひどいことになるんだなって。慌てないで落ち着いて判断できるようになりたいです」「色々な事を学べて、震災の時とかも覚えておいたらためになるなと思いました」
更に児童らは6人ずつのグループに分かれ、避難所で使用する段ボールベッドの組み立てに挑戦しました。
初めて触れる段ボールベッドに苦戦しながらもみんなで協力し、15分ほどかけて完成させました。
児童「コツをつかめば意外と簡単です」
大衡村は、こうした体験型の防災学習を今後も年1回のペースで続けていきたいとしています。