バレンタインデーを前に、カカオ豆の価格が高騰する中で迎えたバレンタイン商戦が本格化しています。

 野口ちひろアナウンサー「サロン・デュ・ショコラ会場です。初日から大盛況で会場の一番奥に店舗があるショコラティエでは、50メートルほど会場入り口付近まで長い長い列ができています」

 仙台三越で31日から始まったサロン・デュ・ショコラは、毎年10万人が訪れるチョコレートの祭典です。

 100以上のブランドが出店し、開店前から多くのファンが詰めかけました。

 買い物客「全部自分用です。狙ってる物があるんですけど、買えるかどうか分からないです」

 神戸市に本店を構えるナカムラチョコレートは、仙台三越限定の商品に宮城県美里町の酒蔵、川敬商店が県産のササニシキを使って仕込んだ日本酒にライムを加えたガナッシュをセレクトしました。フルーティーで爽やかな味わいの一粒です。

 仙台市の酒蔵、勝山酒造とメリーチョコレートがコラボした商品はメロンやバナナのような華やかな香りや、お米の甘みが引き立つ宮城県でしか手に入らない生チョコレートです。

 仙台三越によりますと、原料となるカカオ豆の価格や物流費の高騰でチョコレートの値段が前年より5%から10%ほど上がっていることから、サブレやケーキといった焼き菓子の品ぞろえを充実させたということです。

 買い物客「10個近くは買ってます。(価格高騰で)買いづらくはなってるんですけど、1年に1回しか買える機会がないから高いお金出しても買おうかなと。買う価値はあるんですよね」

 仙台三越営業統括部商品部赤川寛バイヤー「チョコレートが好きな方が仙台市でも増えてきましたので、是非サロン・デュ・ショコラのチョコレートを通じて皆さまに豊かな時間を提供させていただきたいという思いです」

 サロン・デュ・ショコラは、仙台三越で2月16日までの開催です。