がんの治療中に起こりやすい肌トラブルへの対処法などをテーマにしたセミナーが働く女性のがん患者を対象に開かれました。

 セミナーでは、がん治療をしながら働く女性およそ20人が参加し、乾燥しにくい「肌の洗い方」などを学びました。

 30代から50代前半でがんに罹患(りかん)するのは男性よりも女性が多く、仕事と治療の両立に悩む人は少なくありません。

 さらに、抗がん剤を使うことで肌のかゆみや、ただれといった皮膚障害も起きやすくなるため、肌のケアが重要です。

がん患者(50代) 「お風呂上がりすぐに保湿とかも心掛けたいなと思います。一つでも自分の中での何か不安なこととか、悩みとかがなくなってくると、前向きにはなれると思うので」 「やっぱり女性なので、きれいではいたいですよね。がんになったからって諦めたくないし、できることは全部、今まで通りに、主治医に相談しながらですけれども、やっていきたいかなと思います」

 主催した製薬会社によりますと、がんの治療中に肌のケアを行い、効果を感じた人は、およそ8割に前向きな心境の変化があったということです。