列車が緊急停止。踏切にトラックが。

 車窓を撮影しようと、乗客の男性がカメラを構えます。直後に車内アナウンスが流れました。

車内アナウンス 「急ブレーキが掛かりました。止まる時のショックにご注意下さい」

 止まった列車。トラックの荷台に遮断バーが引っ掛かっています。

乗客 「おー!」

撮影した男性 「本当に背筋が凍るというか、かなり焦りました。もしトレーラーみたいな大きい車両だったら間違いなくぶつかっていたと思う」

 男性は先頭車両に乗っていました。トラックの前には数台の車が見えます。この踏切のすぐそばに交差点があります。

撮影した男性 「踏切を渡ってすぐに信号機があり、そこで多分、赤信号だったんですけど無理に突っ込んでしまって、踏切内にトラックの後ろが残ってしまったんじゃないかなと」

 トラックが走り出した時、青信号が見えています。

 男性が乗っていたのは名古屋鉄道の「ミュースカイ」。中部国際空港「セントレア」へ向かっていました。

撮影した男性 「飛行機に乗れるかと心配されている方もいた」

 名古屋鉄道によりますと、この影響で運行に約10分の遅れが出ました。トラックが引っ掛かった踏切の遮断バーに損傷はなかったということです。

撮影した男性 「踏切を渡る際は列車が来るか来ないかだけじゃなくて、踏切の先に車が止まれるのか確認してから渡らないといけないんだなと改めて実感した」