100台近くが絡む多重事故となりました。

■スリップ“100台”玉突き

 事故が起きたのは中国・河南省の高速道路。春節休みからのUターンラッシュの最中でした。

 始めは車2台の事故でしたが、警察の到着を待つ間に後続の車が次々と…。

 ブレーキを掛けるように多くの人が合図を出しますが、間に合いません。

 この冬は各地でスリップ事故が多発している中国。主な原因は路面の凍結ですが、この日は周辺で濃い霧も発生。当時、前方がかなり見えづらくなっていました。

 多くの車が被害を受けた一方で、地元当局によりますと、「負傷者は報告されていない」ということです。

■演出…じゃない!セット炎上

 同じく河南省。“城壁”が炎に包まれました。

 実は火災が発生したのはテーマパークのセット。宋王朝の時代を体験できると人気の施設で、当時は砦(とりで)を防衛する戦いのショーが行われていました。

 大砲の弾に似せた花火が無数に飛び交うなか、舞台セットの一角から黒い煙が…。そして、瞬く間に燃え上がったのです。

 この火災は避難が始まるまで、ほとんどの観客が演出の一部だと思っていたということです。