年間340万人が訪れるギリシャの観光地・サントリーニ島周辺で地震が頻発しています。さらなる揺れを心配した住民や観光客らが島の外に避難するために港は混雑しています。

 ヨーロッパ地中海地震学センターによりますと、サントリーニ島の北東25キロ付近で先月28日からの1週間にマグニチュード5を含む地震が555回観測されました。

 さらに大きな地震が起きる懸念から、地元住民や観光客らがフェリーなどで島から避難し始めています。

 地震の頻発を受け、ギリシャ当局はエーゲ海中部の島にある学校を7日まで休校にすると決定しました。

 この地域は火山活動が活発なことで知られていますが、ギリシャ当局によりますと、今回の地震と火山との関連はないとしています。