独裁政権が崩壊したシリアで暫定政府の大統領に就任したばかりのアハマド・シャラア氏が外遊でトルコを訪れ、シリア北東部のクルド人勢力への対応を協議しました。

 シリア暫定政府のアハマド・シャラア大統領は4日、エルドアン大統領と会談するためトルコの首都アンカラに到着しました。

 シリアの大統領が訪問するのは15年ぶりで、トルコ側が移動のために大統領専用機を準備するなど歓迎ぶりが伺えます。

 会談後の共同会見で、エルドアン大統領は「イスラム国とクルド人勢力との戦いにおいてシリアの新指導部を支援する用意がある」と述べました。

 また、欧米からの制裁の解除に向けて協力するとしています。

 シリア経済の回復まで、イスラム諸国とアラブ諸国が財政面で支援する必要があると強調しました。