2000匹に1匹という黄金のカニが取れました。
寒い季節に食べたい熱々のカニ鍋に、香ばしい焼きガニ。いろんな食べ方が楽しめるカニですが、“黄金ガニ”といわれる2000匹に1匹取れるかどうかの貴重なカニが福井県で水揚げされました。
観光客 「いや全然、違いますよ」 「きれい。カニ食べたい」
一体、何が“黄金”なのでしょうか。見た目、身の味。それは…。
“黄金”の由来は「見た目」のようです。他のカニと比べてみると、確かにオレンジ色のような甲羅をしています。なぜ、このような色になるのでしょうか。
越前松島水族館 展示課 魚類係 加藤真伊さん 「深い所で生息しているベニズワイガニと浅い所にいるズワイガニの生息域がたまたま(生息域が)重なり、交配。“黄金ガニ”が生まれたと考えられる」
“黄金ガニ”は茶褐色のズワイガニと、ゆでる前から赤いベニズワイガニから生まれたといいます。
実は「味」も黄金です。身はズワイガニのようにぎっしりと詰まり、その味はベニズワイガニのような甘さが楽しめるといいます。