首脳会談の後で行われた共同記者会見で、石破総理は日本からアメリカへの投資計画を約150兆円規模に引き上げる考えを示しました。

石破総理大臣 「本日、私から対米投資計画を1兆ドルといういまだかつてない規模にまで引き上げたい。そのために共に取り組みたいということをお伝えをいたしました」

 石破総理はアメリカにとって日本が過去5年連続で最大の投資国だと指摘したうえで、トランプ政権の誕生で日本企業の投資機運が高まっているとし、アメリカへの投資計画を約150兆円規模に引き上げる考えを示しました。

トランプ大統領 「慢性的な貿易赤字は、我が国の経済を弱体化させるだけでなく、実際に弱体化させている。日本との1000億ドルを超える貿易赤字を解消するつもりだ。私たちは非常に迅速にそれを実行するつもりです」

 トランプ大統領は日本との貿易赤字の解消に取り組むとし、アラスカでの天然ガスの開発を日本と共同で行うことに意欲を示しました。

 また、貿易相手国に同等の関税を課す相互関税について来週に記者会見を開いて説明するとしています。

 さらにトランプ大統領は日本製鉄によるUSスチールの買収問題を巡り、「買収ではなく、巨額の投資を行うことで合意した」と述べました。

 そのうえで来週、日本製鉄のトップと会談し、調停と仲裁を行う考えを示しました。