7日の外国為替市場は、日銀の次の利上げが早いのではないかとの見方が広がり、金利の上昇を見込んで円を買う動きが増え、一時1ドル=150円台まで円高が加速しました。

 150円台となるのは去年12月上旬以来、およそ2カ月ぶりです。

 これを受けて日経平均株価は、自動車など輸出関連銘柄に売り注文が出て、前日からの下げ幅は一時300円を超えました。終値は279円安い3万8787円でした。

 こうしたなか、7日の夜、アメリカの1月の雇用統計が発表されました。農業分野以外の就業者数は市場予想をやや下回りました。

 ただ、雇用環境は堅調に推移していて、FRBが次回の利下げを見送るとの見方が強まっています。

 その後、円相場は8日午前4時時点で1ドル=151円台で推移しています。

(「グッド!モーニング」2025年2月8日放送分より)