1919年にドイツ人画家のハインリヒ・カンペンドンクが描いたとされる「少女と白鳥」。
高知県が1996年に1800万円で購入したものでしたが、「伝説の贋作(がんさく)師」ヴォルフガング・ベルトラッキが描いたのでは?という疑惑が生じています。
県が京都大学の専門家に真贋調査を依頼したところ、「贋作の可能性が高まった」ことが判明しました。
この絵を所蔵する美術館の館長はこう話しました。
高知県立美術館 安田篤生館長 「人間という生き物は本物と偽物という、いわばコインの裏表のような価値観のもとで生きてきて、文化・文明を反映してきた生き物。こういうことがついに自分の身近で起きた。この絵がたとえ贋作であったとしてもよくできた絵」
(「グッド!モーニング」2025年2月8日放送分より)