アイスバーンの路上をリズミカルに走る黒い集団、その正体は。
■“黒い集団”正体は?
目撃した男性 「なんだこれ。どこから逃げてきたのこれ」
岩手県奥州市の凍結した国道を走る車のドライブレコーダーには、前方を走る黒い集団の姿が…。
目撃した男性 「シカでもない、イノシシでもない。クマでもないし、何なんだろう。馬?牛?」 「牛です」
凍った道を足取りをそろえ、リズミカルに走っていたのは4頭の牛。凍った道路に足を取られる牛も。
目撃した男性 「なんで路上で走ってるんだ。どういうこと、邪魔なんですけど。え、どういうこと」
実はこの牛、近くの牧場で育てられていた「黒毛和牛」。奥州市は「前沢牛」で有名な黒毛和牛の産地です。
牧場によりますと、柵の鍵が故障し、その隙に脱走したというのです。
目撃した男性 「牛は人生初だったので、びっくりしました。(自分が)道路間違えたのかと思った」
しばらくすると、右側の脇道に移動した4頭の黒毛和牛。
目撃した男性 「黙ってこっちを見てました。本当に怖かったですね、角も結構立派だったので。赤い車じゃなくて良かったです」
男性の車は、そのまま牛たちの横を通過。しかし…。
目撃した男性 「いいよ、ついて来なくて」
再び車道に…。
目撃した男性 「左側が結構、崖なので、何もなければいいなという感じです」