豪商の屋敷に代々伝えられてきたひな人形の展示会が、宮城県丸森町の「齋理屋敷」で開かれています。
「齋理屋敷」は江戸時代から昭和にかけ7代続いた豪商、齋藤家の屋敷です。代々の当主が「理助」を名乗ったことから「齋理」と呼ばれるようになりました。
この母屋で、齋藤家に代々保存されてきた雛人形や雛道具などおよそ150点が展示されています。
最上段に飾られているのは江戸時代に作られた「享保雛」。首が長く、陶器製のつやのある顔が特徴です。
訪れた人「こんなに古いひな人形を見たのは初めてだったので来て良かったです」
訪れた人「何から何まで本当にきらびやかで、栄華な暮らしを送っていたんだなと感じますね」
齋理屋敷伊藤淳館長「人形の歴史の移り変わりみたいなところも見ていただきたいですし、自分のおひなさまのように楽しんでいただければと思います」
展示は3月30日まで。打ちかけを羽織って写真撮影などができる「おひな様体験」も行われています。