国家公務員の仕事に関心のある大学生らを対象にした合同セミナーが仙台市青葉区で開かれました。公務員人気が低下する中待遇の改善などをアピールしたい考えです。

 11日開かれたセミナーには各省庁や東北の出先機関がブースを出し、大学3年生らが参加しました。

 このセミナーは、かつての国家2種に当たる「大卒一般職」の受験者を想定したものです。

 参加者はそれぞれの担当者から熱心に話を聞いていました。

 大学2年生「(関心のある)災害科学に第一線で貢献できるかなと考えて国家公務員をいますごく考えています」

 大学3年生「(公務員志望だが)併願も考えていて、民間(就職)も視野には入れているつもり」

 国家公務員の大卒一般職の志願者は減少傾向が続いています。2024年度の申込者数は前年度に比べて7・9%減少。今の仕組みになった2012年度からは4割近く減り、過去最少になりました。

 人事院東北事務局松田翔子第二課長「初任給の引き上げですとかあるいは柔軟な働き方とか勤務環境の改善も進んでいますので、そのあたりの実情もしっかりPRしていきたいと思っています」

 人事院によりますと、大卒一般職の初任給は2025年度から、およそ3万円引き上げられ23万7600円になるということです。