ガザ地区の停戦破棄の可能性が指摘されるなか、イスラム組織「ハマス」が延期するとしていた人質の解放を予定通り実施し、停戦を継続すると明らかにしました。
ハマスは13日に声明を出し、停戦を仲介する担当者とエジプトの首都カイロで会談したと明らかにしました。
会談の結果、「合意の履行を継続することを確認した」とし、予定通り人質3人を解放する考えを示しました。
ガザ地区の停戦を巡っては、イスラエルに違反があるとしてハマスが15日の人質解放を延期すると発表し、イスラエルも戦闘の再開を示唆していました。
こうしたなか、仲介国のエジプトは停戦が始まって以降、イスラエルが実施した違反行為について明らかにしました。
市民への発砲に加え、がれき撤去のための重機がガザ地区に入るのを制限したことなどを指摘しています。