コメの価格が高止まりするなか、政府は保有する備蓄米について21万トンを放出する方針であることが分かりました。
関係者によりますと、政府の備蓄米の放出量は21万トンの予定で、最初に15万トンを放出する方針だということです。
政府が保有する2024年産のコメは17万トン余りのため、入札の対象は去年に収穫されたコメのほか、それより前に収穫されたコメも対象となる見込みです。
今月14日に江藤農水大臣が公表する予定です。
JAなど主な集荷業者の在庫は前の年から約21万トン減っていて、不足分と同じ量を放出する形です。
放出したコメは1年以内に買い戻すことが条件です。
流通を円滑にすることでコメの価格を抑える効果が期待されています。