インバウンド増加への対応が、ホテルでも進んでいます。集客アップのため目を付けたのは、世界三大珍味としても知られる高級食材です。

 横山成美記者「仙台国際ホテルがインバウンドの誘客に向けて力を入れているのが、高級食材キャビアです。キャビアを食べ比べできる限定メニューの提供が、13日から始まりました」

 13日から提供される期間限定のディナーメニューで惜しげもなく使用されたキャビアの量、何と25グラムです。

 キャビアはチョウザメの卵を塩漬けした高級食材で、国内では中国から輸入した瓶詰が多く流通しています。

 通常、キャビアの塩分濃度は7%から10%ほどですが、仙台国際ホテルでは国産のチョウザメを直接仕入れ新鮮なうちに調理することで塩分濃度を2.5%まで抑え、本来の味わいを楽しめるキャビアを作り上げました。

 限定コースには、塩漬けしていない生のキャビアや紹興酒漬けなどホテル仕込みの5種類のキャビアを味わうことができます。

 2年前から始まったキャビア作りのきっかけは、仙台市を訪れる外国人旅行客でした。

 仙台国際ホテル野口育男社長「東京都は4泊から5泊連泊する、ところが仙台市に来るインバウンドの方はどちらかというと単泊。仙台市で連泊していただきたい。その中の1つのコンテンツとなればいいかなと思ってます」

 キャビアの食べ比べ限定メニューは16日までです。料金は2万6000円で、4日間で予約の8割が既に埋まっているということです。