宮城県大郷町が進めるスポーツパーク構想をめぐり、町議会の解散を求めて集めた署名を町民が直接確認する期間が14日から始まります。有効な署名が必要数を上回れば、4月下旬にも住民投票が実施される見通しです。

 大郷町のスマートスポーツパーク構想は、2019年の台風19号で被災した粕川地区にサッカー場などを整備する計画ですが、これまで町議会は2度にわたり関連予算案を否決しています。

 これに対し、計画に賛同する町民は議会解散の賛否を問う住民投票を行うため、請求に必要な町の有権者の3分の1以上の署名を集め12月に町の選挙管理委員会に提出しています。

 役場では14日から20日までの7日間、提出した署名簿を町民が直接確認する縦覧が行われます。この間、異議の申し出があった場合は署名の有効性を選挙管理委員会が審査し、その後に最終的な有効署名数が確定します。

 有効署名数が町の有権者3分の1を上回れば、4月下旬にも住民投票が行われます。