埼玉県八潮市で道路が陥没した事故を受けて国土交通省が全国の下水道の緊急点検をしたところ、3カ所で腐食などが確認されたことを明らかにしました。

 先月28日の八潮市での道路陥没事故後、国交省は全国7都府県の下水道およそ420キロメートルを対象に緊急点検をするよう自治体などに指示しました。

 点検の結果、埼玉県の3カ所で下水道の破損やマンホールの内壁の腐食が確認されたということです。

 また、道路から1.5メートル以上の深さには下水道が原因による空洞の可能性がある場所はなかったということです。

 また、国交省は今月21日から開催する有識者委員会で重点的に点検をする下水道の対象や頻度などを議論していくとしています。