ANAグループは、日本の航空業界で初めて、従業員の短時間の仮眠=パワーナップを導入すると発表しました。
ANAは、整備士と技術スタッフを対象に20日から15分から30分程度のパワーナップを導入します。
勤務中の脳疲労を回復させることで仕事のパフォーマンスを向上させる目的です。
音楽やヒーター、ストレッチ機能などが搭載された仮眠シート25台を羽田と成田に順次、設置します。
パワーナップを体験した整備士 星野力さん 「すごい集中する職業になるので疲れはあるかなと思うけど、TOTONE(トトネ)を使うことで脳がスッキリするというのを感じられると思う」
この仮眠シートは「整う」と「寝る」をかけて「TOTONE」と呼ばれ、トヨタが将来の完全自動運転時代を見据えて開発しました。
トヨタ自動車 先進モビリティシステム開発部 野々村真人主幹 「TOTONE(トトネ)を使ってウェルビーイングとかワーク・ライフ・バランスを実現できて、会社にも社会にも貢献することができる」
ANAはパワーナップの効果を検証しながら、他の部署への導入も検討するとしています。