今週は一気に季節が進むということですが、25日は先週と比べて暖かくなりました。神奈川県の「桜まつり」について、松田町の西平畑公園から報告です。

 (三宅優衣ディレクター報告)  私の頭上には早咲きの河津桜が見事に咲き誇っています。

 西平畑公園では約360本の「河津桜」が出迎えていて、濃いピンク色が一面に広がっています。

 ただ、「まつだ桜まつり」は桜だけでありません。見頃を迎えた菜の花も咲き誇っていて、春の花である桜と菜の花のコラボレーションが楽しめます。

 ただ、ここまで来るのも順調ではありませんでした。

 去年は2月16日に満開を迎えていた河津桜ですが、今年はたび重なる寒波の影響でつぼみがなかなか開かず、満開となる時期が2週間ほど遅れました。

 そのため、祭りの期間を1週間延長したということです。

 桜まつり実行委員会の人に話を聞いたところ、「今年は見頃まで少し時間がかかり心配だった」ということです。ただ、スタートが遅れた分、例年よりも長く桜まつりが楽しめるということです。

 松田町の河津桜は今は6部咲き、26日には見頃宣言を出せそうということで、これからもっと美しい春の景色が楽しめそうです。

■平年より早い?一番は東京

 寒波の影響で河津桜の開花が遅れたということですが、「ソメイヨシノ」はどうなるのでしょうか。

 まず、開花の一番乗りは東京になる見込みです。3月21日と平年よりも少し早い開花となりそうです。

 関東から西の広い範囲では寒波の影響もあり、平年並みかやや遅い開花となりそうです。

 一方、仙台市や札幌市の北日本では1月以降の気温が平年よりも高かったということで、そのまま早い開花につながる見込みです。

 26日以降、さらに暖かくなるので春の訪れを実感できそうです。