イトーヨーカドーが茨城県から完全撤退。これで33店舗の閉店計画が完了しました。
■ヨーカドー“閉店計画”完了
24日午後7時、竜ケ崎店のシャッターが閉まり始めました。無数のスマートフォンが閉じたシャッターを映し続けています。
オープンは1999年3月。その瞬間を鮮明に覚えている人もいました。
女性 「もうブラボー、すごい!ヨーカドーができたってオープンの日は一日3往復くらいした」
日没前、店の前で子どもを遊ばせていた2人は…。
女性 「幼なじみで。(当時は)何かといったらヨーカドーに集まって」 「ヨーカドーしかなかったので…」
今は、それぞれ別の場所で暮らしていますが、閉店が2人を引き寄せました。
女性 「会うのが9年ぶり」 「すごく久々でした」 「閉店きっかけで会おうってなって」
全国で続いたイトーヨーカドーの閉店計画も今月24日の竜ケ崎店の閉店で完了します。
日も暮れ、店の前には地元の人も驚くぐらいの人が集まっていました。
男性 「こんなに龍ケ崎の人いっぱいいるんだと思って。ここができた時ぐらい集まってます」
そして、店長が手を振って別れを告げます。従業員も店の最後を見守りました。
従業員 黒河内茉莉さん 「2006年から働き出しているので」
ロッカーにぶら下げた社員証。店舗対抗運動会。そして、これは…。
従業員 黒河内茉莉さん 「成人式終わって、売り場の人に見てもらおうと思って…」
閉店計画が完了し、イトーヨーカドーは北海道と7つの県から完全撤退。残りの店舗は主に首都圏に集約されました。