富山県で行われたイベントで蒸した牡蠣(かき)を食べた17人が食中毒になりました。

 県内では食中毒が相次いでいることから、13年ぶりに「ノロウイルス食中毒注意報」を発令しました。

 富山県によりますと、入善町で行われた「ラーメンまつり」で蒸した牡蠣を食べた参加者から「食中毒のような症状だ」と保健所に連絡がありました。

 ノロウイルスが原因とみられ、10歳未満から40代の男女17人が下痢や嘔吐(おうと)、腹痛などをを訴えているということです。

 蒸した牡蠣は22日から23日にかけて約2000個が提供されていました。

 富山県ではノロウイルスによる食中毒が2週間以内に3件発生したことから、ノロウイルス食中毒注意報を13年ぶりに発令しました。

 担当者は「丁寧な手洗いなどを心掛けてほしい」と話しています。