各地で火災が相次いでいます。炎の中から87歳の女性が救助されたケースも。

 住宅1棟が全焼した熊本県天草市の火災。家の中にいた40代の男性が病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

 青森県でも80代の夫婦が2人で暮らす住宅が全焼しました。発生当時、近くの住民たちは力を合わせて救出活動を行っていたといいます。

 全焼した住宅から87歳の妻を救出した住民が取材に応えました。

救助活動をした住民 「自分は風除室の戸など皆、外さないと…風、送らないと煙で何も中が見えなくて…。いくらか風除室を越えて玄関に入ったら人影が見えたんですよね、それがおばあちゃんで。それで皆で何とか引きずり出して、外まで出したって感じなんですよね」

 87歳の妻と救助活動をした別の男性が煙を吸って病院に搬送されました。89歳の夫と連絡は取れていません。

救助活動をした住民 「(別の救助にあたった人たちは)雪かきの棒でガラスを割ったりした。色々やったんだけども、そういうレベルではなくなっちゃった。あっという間に(火が回って)いったんで」

 焼け跡から1人の遺体が見つかっています。