トランプ大統領が合成麻薬への対策が不十分だとして中国への関税をさらに上乗せし、20%とする方針を示したことについて、中国商務省の報道官は「断固、反対する」と反発しました。
中国商務省の報道官は28日、「中国は世界で最も厳格で徹底した麻薬撲滅政策を取る国の一つ」で、「アメリカを含む世界各国と麻薬撲滅に関する国際協力を積極的に行ってきた」と強調しました。
そのうえで「このような行動は完全に『責任のなすり付け』だ」と批判し、「アメリカの企業や消費者の負担を大きくさせ、グローバル産業チェーンの安定を損なうことになる」と指摘しました。
さらに、実際に追加関税が発動された場合には「中国は必要なあらゆる対抗措置を取り、自国の正当な権益を守っていく」と警告しました。