アメリカのトランプ政権がウクライナ侵攻を巡ってロシアと話し合いを進めるなか、中国の習近平国家主席はロシアのショイグ安全保障会議書記と会談し、「戦略的な連携を絶えず深化させるべきだ」と強調しました。

 国営の新華社通信によりますと、習主席と中国を訪問しているロシアのショイグ安全保障会議書記は28日午後、北京で会談しました。

 習主席は、ロシアと中国は「真の友人だ」と指摘したうえで、「戦略的な連携を絶えず深化させるべきだ」と伝えました。

 また、中国とロシアが主導する国際的な枠組み「上海協力機構」やグローバルサウスの「団結と協力」をさらに進めることを訴えたということです。

 ショイグ安全保障会議書記はプーチン大統領のあいさつを伝え、ロシアは中国がウクライナ危機において「平和的な解決を積極的に推進していて高く評価している」と話したということです。