三菱地所は、オーストラリアのシドニーで開発を進めてきた複合施設が本格稼働を始めたと発表しました。

 5日から本格的な稼働が始まったのは、39階建て・高さ約155メートルのオフィスタワーです。

 シドニーの中心で進む大規模な再開発の一環で、地下鉄の駅に直結しています。

 低層階には商業施設が入り、オーストラリアの国内外で人気の飲食店などが出店しているということです。

 少子高齢化などにより日本の経済成長が滞るなか、不動産業界では海外事業の拡大が加速しています。

 オーストラリアは移民の急増などを背景に人口の増加が続いていて、三菱地所は2016年から住宅やオフィス・物流施設などの開発を進めています。