オーストラリア東部では50年ぶりにサイクロンが上陸する恐れがあり、住民らが家屋への被害に備えた準備に追われています。

 オーストラリア第3の都市・ブリスベン周辺は6日、強い風とそれに伴う高波に見舞われていて、広範囲にわたって暴風警報が発令されています。

 サイクロン「アルフレッド」が接近していて、予報では7日夕方までに上陸する見込みです。

 この地域に前回、サイクロンが上陸したのは1974年でおよそ半世紀ぶりとなります。

灯台のレストラン 店長 「店の外にあった家具はすべて中に入れた。高潮に備えて出入り口もすべて土嚢(どのう)を並べた。あとは無事を祈るだけです」

 住宅地には大量の砂が急きょ運び込まれていて、住民らは急ピッチで土嚢を作る作業に追われました。

 暴風雨被害に不慣れな地域だけに、人々は不安を抱えながら準備を進めています。