東北新幹線の「はやぶさ・こまち21号」の連結している車両が分離したトラブルについて、JR東日本は「こまち」側に電気的な不具合が発生した可能性があるとしました。

 JR東日本によりますと、6日午前11時半ごろ、東北新幹線の「はやぶさ・こまち21号」が上野駅から大宮駅に向かって走っていたところ、連結している車両が分離しました。

 この影響で東北、上越、北陸新幹線などが運転を見合わせ、午後2時34分に全線で運転を再開しました。

 運休は111本、遅れは166本になり、合わせて約15万2800人に影響が出ました。

 JR東日本は今後、原因を調査するとしたうえで、「こまち」側で電気的な不具合が発生した可能性があるとしました。

 国の運輸安全委員会は今回の事故を「重大インシデント」と認定していて、7日午後にも宮城県利府町にある「JR東日本新幹線総合車両センター」に立ち入り調査を行うとしています。