岩手県大船渡市の山火事について一部地域で避難指示の解除が検討されていることを受け、牡蠣(かき)の養殖を行う男性は「解除になれば、すぐにでも帰りたい」と切実な思いを語りました。
牡蠣養殖業 志田和夫さん 「木が生い茂ってないところ、その下に家がある。ちょっと今見えないけど。津波でやられて山の裏に建て直した」
対岸に見える赤崎町で牡蠣の養殖を営む志田和夫さんです。
先月26日に発生した山火事の影響で避難生活を続けています。
本来であれば養殖の準備を始める時期ですが、作業ができず、残してきた牡蠣への影響が懸念されています。
山火事発生9日目の6日、赤崎町の一部地域などで避難指示の解除が検討されていることが明らかになりました。
志田さんは「すぐにでも帰りたい」と話します。
牡蠣養殖業 志田和夫さん 「牡蠣の養殖をしていて、その準備がある。船も一緒にこっちに避難しているので、すぐに運んで行って牡蠣の準備しないといけない」