藤井聡太七冠(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦する「王将戦七番勝負」。藤井七冠の3勝1敗で迎えた第5局は8日から、埼玉県深谷市で行われています。

 永瀬九段の先手で始まった本局は、藤井七冠の“定跡外し”で序盤から驚きの展開になりました。

 藤井七冠はこれまで、後手番の2手目では飛車先の歩を突く一手を指し続けていました。しかし今回はプロ入り以来初めて、2手目で角道を開ける一手を指したのです。

 意表を突くこの一手に、攻めの糸口をつかみたい永瀬九段は、持ち時間を使って慎重に考える展開が続きます。

 藤井王将のタイトル防衛がかかる第5局は互角のまま1日目を終え、9日午後に勝敗が決まる見通しです。

(「グッド!モーニング」2025年3月9日放送分より)