トランプ政権が留学生向けの奨学金への助成を停止しています。

 国際教育交流団体「NAFSA」によりますと、アメリカ国務省は先月13日、助成金の支払いを15日間限定で停止すると通知しましたが、現在も解除されていないということです。

NAFSAファンタ事務局長兼CEO 「助成金の凍結は、アメリカの経済や安全保障に不可欠な留学や国際交流プログラムの存続を脅かします」

 助成停止の対象となっているのは、国務省が予算を拠出するフルブライト奨学金やギルマン奨学金などで、奨学金を利用している日本人留学生も今後、休学や退学を迫られる可能性があります。

 フルブライト奨学金は第2次世界大戦後、世界平和を実現するために、アメリカと諸外国との相互理解を目的として設立されました。

 卒業生の62人がノーベル賞を受賞していて、44人の国家元首や政府首脳を輩出しています。

(「グッド!モーニング」2025年3月9日放送分より)