神奈川県南足柄市では、早咲きの桜「春めき」が見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませています。

 南足柄市にある「一ノ堰ハラネ」では、およそ120本の桜「春めき」が丘の斜面を春色に染めています。

 「春めき」は南足柄市で品種登録された桜で、淡いピンク色の花が枝の先にまとまって咲き、桜としては珍しく甘い香りが特徴です。

 ソメイヨシノよりも2~3週間ほど早く開花するため、地元では卒業生を送る桜として愛されています。

 2003年に「早咲き桜の名所を作ろう」と市民によって植樹され、春を告げる花として市民に親しまれています。

 今年は、開花が例年に比べて1週間ほど遅れましたが、先週12日に開花してからその後の暖かさで一気に咲き進みました。

 今はほぼ満開となり見ごろを迎えました。

訪れた人 「綺麗ですね、やっぱりね、この季節ならではですよね」 「(Q.今年は咲き始めが遅かったようですが…)そうですね、でも綺麗にね、毎年見に来ているので」 「ようやく春らしくなって、気温的にもちょうどいいかなという感じですね」

 ソメイヨシノの開花もまもなくと見られ、春色の競演が期待されています。