農協などの集荷業者と卸売業者の間で取引される2月のコメの価格が過去最高を更新しました。

 農林水産省によりますと、2月のコメの「相対取引価格」は60キロあたり2万6485円でした。

 1年前と比べて1万1182円(+73%)の大幅な上昇で、前の月からも558円値上がりしました。

 比較可能な2006年以降、6カ月連続で過去最高を更新しました。

 政府は先月、21万トンの備蓄米の放出を発表し、初回の落札分14万トンの引き渡しが始まっています。

 農水省はまた、2回目の入札を今月26日から28日にかけて実施すると発表しました。

 対象となるのは、前回落札されなかった分を合わせた7万トンです。

 山形県産「はえぬき」や福島県産「天のつぶ」など35品種で、2024年産が4万トン、2023年産が3万トンだということです。