20日から北京を訪れている岡田克也前幹事長ら立憲民主党の訪中団が中国共産党中央宣伝部長の李書磊氏と会談しました。岡田前幹事長は処理水の問題や日本人拘束の問題を取り上げました。

 岡田前幹事長は冒頭、日中の間のハイレベルの政治家の交流が減っていることが問題だと指摘しました。

 また、国民レベルでの感情改善のためにも一つひとつの懸案を双方が納得できる形で解決する必要があるとして、邦人拘束の案件とアルプス処理水の問題を取り上げたということです。

 一方、李氏は、中国人の日本に対する感情を宣伝部長として改善していく責任があると述べたということです。

 戦後80年については話題に上らず、会談について岡田前幹事長は「いい雰囲気だった」と評価しています。